・自分には音楽の知識がないけどできるかな?
・機材に詳しくないからダメなのかな?
この記事を書いた人
りーまん
・中卒でラジオ制作会社に入社して10年勤務
・ワイド番組、スポーツ中継、ANNGなど担当
・現在はフリーで音声コンテンツプロデューサー、ディレクター
りーまんのプロフィール⇒運営者情報
X(旧Twitter)⇒りーまん@ただの中卒
ラジオディレクターのぼくが、ラジオ番組制作の仕事が向いている人・持っていた方が良いスキルについてお話します。
結論、誰でもラジオディレクターになれます
この記事では「ラジオディレクターの仕事が向いている人・持っていた方が良いスキル」について解説します。
ラジオ番組制作の仕事が向いている人
ラジオ制作に向いている人
- 『コミュニケーション能力』がある人
- 趣味の分野が広い人
『コミュニケーション能力』がある人
ラジオの仕事をすると、出会う人が圧倒的に増えます。
第一印象から会話が弾めば、相手から覚えられて、仕事もやりやすくなります。
人間なので当然、会う相手から好印象を持たれた方が良いですよね?
服装はスーツを着る仕事ではないので、清潔感がある服装なら問題ありません。
あらゆる仕事を経験していくと難しいミッションにも遭遇します。
例えば『どうしてもゲストで出演してほしいけどスケジュールの都合がつかない』。
これも普段からタレント事務所のマネージャーと、円滑にコミュニケーションがとれていれば問題ありません。
『コミュニケーション能力』がある人は、ない人より間違いなく仕事が円滑に進みます。
趣味の分野が広い人
広く浅くの多趣味の方が、色々なことに興味を持つことができます。
ラジオ番組制作では、あらゆるジャンルの方の電話出演や中継、取材があります。
全く興味のない分野でも、元々が多趣味であれば、興味を持って調べることができます。
また、無趣味の人よりは面白い演出をしようとあれこれ考えるはず。
『趣味の分野が広い人』は、リスナーに情報を伝えるラジオ番組制作に向いています。
ラジオディレクターが持っていた方が良いスキル
持っていた方が良いスキル
- 音響機材については詳しくなくていい
- 洋楽・邦楽問わず音楽に詳しい
音響機材については詳しくなくていい
音響機材についての詳しい知識は必要はありません。
放送局にはあらゆる音響機材がありますが、初めて触る機材ばかり。
生放送の番組ではミキシングを担当するミキサーも放送に携わります。
彼らは音響専門学校や放送専門学校を卒業している方が多いので、音響機材に精通。
しかしラジオディレクターが一人で収録や中継先で機材をセットもすることもあります。
基本的な使い方は制作会社の先輩から教えてもらえるので、機材に詳しくなくても問題ありません。
⇒ラジオディレクターが番組制作での収録と音声編集で使用する機材一覧 - ラジオファイル (conohawing.com)
洋楽・邦楽問わず詳しい
ラジオディレクターは元々が音楽が好きな方が多いので、詳しい方が多いです。
音楽に詳しくなければ番組の選曲に四苦八苦します。
なので最初は70年代、80年代、90年代など、各年代の代表曲を勉強することになると思います。
音楽に詳しい方はやりやすいと思いますが、一般的に有名なアーティストの曲は知っておきましょう。
ぼくがラジオディレクターになれた理由
知人から「ラジオの仕事をしてみないか?」とのお誘いがあったので、ラジオ制作の仕事を始めました。
しかし、私は人生の中で「ラジオをほとんど聴いたことがありません」
ミスチルの新譜は欠かさず買いますが、音楽だってそこまで詳しいわけでもありません。
しかしこのままブラブラするわけにはいかず・・・
面接に向かい、まずはラジオ局内を見学。
一通り見学したあとに制作会社の社長と面談。
ハッキリ言って、ラジオ制作のスキルなど全くありません。
しかし最初は誰だって未経験。
ただ必要なことは『面白いことをやってやろう』。
この気概だけ。
今ラジオの仕事に興味を持っている方は、悩む必要なんてありません。
ぜひ飛び込んでみてください。
⇒ラジオディレクターが教える1日の仕事のスケジュールと流れ - ラジオファイル (conohawing.com)
まとめ:ラジオは地上波番組だけではなく音声配信の道もある
理由は個人でも音声配信ができる、デジタル分野に魅力を感じていたからです。
現在はテレビもそうですが、ラジオもコンプライアンスが厳しい世の中。
良かれと思ってやった演出が炎上する時代です。
地上波のラジオ番組でも広告収入は下がりっぱなし。
ネット広告の方が上回っています。
世界的に見るとポッドキャストなどの音声配信が勢いが上昇。
ラジオは今後もなくなるメディアではないですが、デジタルでの音声配信の方が、さらに少人数でコストも掛かりません。
個人でも自宅で配信できます。
話をするのが苦手ならパーソナリティを見つけて、あなたがディレクターとなり、制作代行業として収益を挙げれば良いのです。
例えラジオ制作のスキルがなくても問題ありません。
必要なことは『面白いことをやってやろう』という気概だけなのです。