間違いではありません。
Voicyやstand.fmなどの音声配信プラットフォームでは、アプリで録音や収録ができる機能も付属。
しかしポッドキャスト配信にこだわりたい方は、自分で機材をそろえて配信をする必要があります。
この記事では『個人でプロ並みのポッドキャスト配信ができる機材5選』をご紹介します。
ポッドキャスト配信で必要な機材①マイク
音声配信では音質が命です。
音質が悪いと、最悪すぐに離脱されます。
特に重要なのがマイク。
自宅で収録する際と野外で使用する際に適した、それぞれのマイクをご紹介します。
SHURE シュア MV7 ポッドキャストマイクロホン
スタジオでのナレーション用にデザインされた、ダイナミックマイク。
自宅で利用することもできます。
ナレーションはもちろん、ギターアンプやアコギ、ベースアンプ、そしてボーカルレコーディングなどで使用。
ノイズや呼吸音をカットして、クリアに声を響かせることができます。
海外の有名ポッドキャスターも愛用しているので知名度は抜群。
Blue YETI X Plus Pack プロフェッショナル USBマイク
野外収録の場合はコンデンサーマイクもおすすめ。
ひろゆきさんのYouTubeを見ると、このようにマイクを設置して話をしているのを見たことがありませんか?
単一指向性、無指向性、双指向性、ステレオの4つの指向性を備えています。
通常複数のマイク が必要なところ、これ一台で対応可能。
ゲストも出演する対談形式に力を発揮するでしょう。
実際にポッドキャスト配信者や、Voicyパーソナリティでも、こちらを利用している方も多くいます。
ポッドキャスト配信で必要な機材②ミキサー卓
ミキサー卓も重要なアイテムです。
高価なミキサー卓を用意する必要はありませんが、こだわるなら購入しましょう。
ZOOM ズーム デジタルミキサー 8ch ミキサー L8
8 チャンネルのデジタルミキサー&マルチトラックレコーダー。
最大12トラックの同時録音もできて、10トラックの同時再生が可能。
4つのヘッドフォン出力もあるので、ポッドキャスト番組の収録も。
バッテリー駆動でスタジオの外にも持ち出せるので、ラジオ公開収録の気分にもなります。
ヤマハ YAMAHA ミキサー ライブストリーミングパック 3チャンネル
ZOOMのL8と比べるとこじんまりしていますが、1人または2人での配信に適しています。
歌にエコーを掛けられるリバーブ機能や、iPad接続にも対応。
お手頃に始める入門キットではないでしょうか。
ポッドキャスト配信で必要な機材③ボイスレコーダー
ラジオ番組制作でも屋外インタビューをする際に、よく利用されるのがレコーダー。
1台あると屋外での簡単な収録には非常に便利です。
TASCAM タスカム リニアPCMレコーダー DR-07X
録音もワンタッチ、ツータッチで出来るTASCAMのレコーダー。
クリアな音質で録音することができます。
デメリットは電波の影響を受けやすい点。
スマホや無線LANが発信されている付近では、若干のノイズが入る場合もあります。
それ以外は高音質でお手頃なのでおすすめ。
ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iQ7
2021年に発売されたばかりのZOOMのマイクロフォン。
スマホに装着して高品位な収録が可能。
オーディオ録音の他に、ビデオ撮影時の音声も高音質なステレオサウンドで収録できます。
リモート収録にも適しているので、入門編としてはおすすめ。
ポッドキャスト配信で必要な機材④音声編集ソフト
スマホのアプリでも無料で音声編集はできます。
しかしプロ並みにこだわりたい方は、音声編集ソフトが必須。
Adobe Audition
プロのラジオディレクターも『Adobe Audition』を利用しています。
マルチトラックで基本的な加工やエフェクトなど、このソフト1台でラジオ番組を制作することが可能。
ポッドキャスト制作でも『Adobe Audition』を使用する機会が多いので、使いこなせると編集の幅も広がります。
購入はAdobe公式でのサブスク購入のみ。買い切りプランはありません。
『Adobe Audition』は単体でのサブスク購入は割高。
Creative Cloudコンプリートプランの購入がおすすめです。
⇒【Adobe公式】Creative Cloud コンプリートプラン
また、ポッドキャストで使用するBGMは、プロでもサブスクを利用しています。
⇒【ポッドキャスト】プロから初心者までおすすめのBGMフリー音源サブスク
Pro Tools
『Adobe Audition』同様に音楽業界や映画・テレビ業界で活用されている定番ソフト。
新しく監修された2GBループライブラリなどでも、制作がさらに簡単なものとなっています。
『Adobe Audition』とPro Tools。
ぼくは音声編集ソフトは『Adobe Audition』の方をおすすめします。
ポッドキャスト配信で必要な機材⑤オンラインツール
コロナ禍以降では、リモート収録も増えました。
リモート収録や取材などに活用できる、オンライン通話ソフトも使いこなせれば、配信の幅は広がります。
またポッドキャストで配信では、BGMや効果音を使用することが多くなります。
定額制プランのサブスクに加入しておけば、90万点以上が使いたい放題に。
Audiostock
Audiostockとは、ポッドキャスト配信者がBGMを定額制で利用できるサービス。
ポッドキャストで使用するBGMや効果音は、その都度購入するよりサブスクに加入した方が圧倒的にお得。
90万点のBGMや効果音を使用することができます。
定額制スタンダードプランの加入
毎月払い⇒2,970円(税込み)
年間一括払い⇒28,380円(税込み)
権利関係も安心安全。
ポッドキャスト配信者やYouTuberが、必須のサブスクでもあります。
Zoom
コロナ禍になり圧倒的なスピードで普及したZoom。
リモート会議でも必須。
実際にZoomで収録するケースもありますが、さすがに音質は下がります。
最後の手段として選択しましょう。
Microsoft Teams
Microsoftが提供しているオンライン・ミーティングツール。
無料プランと有料プラン(Microsoft 365)で機能に差があります。
スケジュール設定もできますが、こちらは有料限定。
基本的にはZoomを使用できれば、Teamsは必要ありません。
相手がどうしてもTeamsでなければダメ!という場合のみの、選択肢に入れておきましょう。
まとめ:今後は副業でもポッドキャスト制作の仕事を受ける時代へ
今後は個人での音声配信が当たり前の時代がやってきます。
スマートスピーカーやワイヤレスイヤフォンが普及しました。
プロ並みのポッドキャスト配信ができる能力があれば、いくらでも音声での仕事を請け負うこともできます。
一般の方は、ポッドキャスト制作の専門的な知識は持っていません。
しかし音声機材の知識ひとつで、よりクリエイティブな仕事もできるようになります。
また、副業で稼ぐポッドキャスト配信者や、ポッドキャスト制作代行業も増えてくるのではないでしょうか。
新しい「音声」の波がきた瞬間、すぐに飛び乗れるよう、ポッドキャスト制作のスキルを身につけておきましょう。