「ラジオディレクターって、どんな機材を使っているのかな?」
テレビの映像と違いラジオは音声のみ。
収録用機材と音声編集ソフトがあれば番組制作は可能です。
ディレクターがラジオ番組の収録や、音声編集でどのような機材を使っているのか。
結論、使用する機材はこの3つです。
使用する機材③選
この記事を書いた人
りーまん
・中卒でラジオ制作会社に入社して10年勤務
・ワイド番組、スポーツ中継、ANNGなど担当
・現在はフリーで音声コンテンツプロデューサー、ディレクター
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X(旧Twitter)⇒りーまん@ただの中卒
この記事では「ラジオディレクターが番組収録と音声編集で使用する機材③選」について解説します。
ラジオ制作のプロが収録と音声編集で使用する機材③選
使用する機材③選
①ストップウォッチ
ラジオディレクターのほぼ9割が、SEIKO社のサウンドプロデューサーを使用しています。
その時間計算で使うのがSEIKO社のサウンドプロデューサー。
このSEIKO社のサウンドプロデューサーは時・分・秒キーとテンキーとで60進法の計算が可能に。
例えば『1分20秒+3分50秒=5分10秒』という計算方法が非常に助かります。
⇒セイコー(SEIKO) サウンドプロデューサー SVAX001
②ハンディレコーダー
外でのインタビュー収録で主に使用するのは、ハンディレコーダーと呼ばれる録音機材。
使い方もかんたん。
このハンディレコーダーに、収録用のSDカードを差し込みます。
容量オーバーにならないよう不要なデータはあらかじめ消去。
収録する際は手で持ち、レコーダーのマイク部分を相手に向けて録音を。
雑音や周辺ノイズが気になる場合は、別売りマイクもつなげて録音することもできます。
収録後はレコーダーを聴きなおし、録音の確認も行います。
Roland社製やTASCAM社製はプロも使用しているので、購入に悩んだら下記のハンディレコーダーを検討してみてください。
③Adobe Audition (アドビ オーディション)
パソコンで音声編集をするのに必要なソフトが『AdobeAudition』
ほぼ9割のラジオディレクターが使用しているのではないでしょうか。
ラジオの編集というとテープを思い出す方もいるかもしれませんが、現在は全てデータの時代。
パソコンのスペックは、動画編集をする訳ではないので、そこまでスペックが高くなくても大丈夫です。
MacでいえばMacBook ProでなくともMacBook Airで問題ありません。
『Adobe Audition』のマルチトラックで音声を重ね、一つのパッケージにすることができます。
エコーやフェードイン、フェードアウトやナレーション編集など、なんでも操作可能。
時間配分やCMキューも挿入すると出来上がり。
『Adobe Audition』一つで独自のラジオ番組制作をすることができます。
以下の番組も『Adobe Audition』を使って制作しています。
パッケージにした後は放送局にあるサーバーへ移行して登録。
実際の放送では、データのCMキューの場所に差し掛かると、局からCMが流れる仕組みです。
ポッドキャスト制作でも『Adobe Audition』を使用する機会が多いので、使いこなせると編集の幅も広がります。
購入はAdobe公式でのサブスク購入のみ。買い切りプランはありません。
『Adobe Audition』は単体でのサブスク購入は割高となるため、Creative Cloudコンプリートプランの購入がおすすめ。
⇒【Adobe公式】Creative Cloud コンプリートプラン
ポッドキャストで使用するBGMはプロでもサブスクを利用しています。
⇒【ポッドキャスト】プロから初心者までおすすめのBGMフリー音源サブスク
まとめ:プロ並みのラジオ制作をするなら、この③つの機材は必須!
改めて「ラジオディレクターが番組収録と音声編集で使用する機材③選」です。
使用する機材③選
この記事で紹介した3つの機材があれば、プロ並みの番組収録と編集をすることができます。
現在は個人でも配信することができるポッドキャストが大人気。
ポッドキャスト用のマイクなどを選んでいる方は、下記記事でくわしく解説しています。
⇒【音声配信】個人でプロ並みのポッドキャスト配信ができる機材5選 - ラジオファイル